梨の代表品種
長十郎
明治27年に、神奈川県川崎市大師河原の当麻長十郎の園で発見される。大正から昭和の初めが全盛期で、千葉県.茨城県.埼玉県などの関東地方が主な生産地。出荷時期は8月中旬〜9月下旬ごろ。
二十世紀
明治31年に、千葉県松戸市の松戸覚之助によって、発見された青梨が、これから迎える二十世紀を代表するものとして命名される。
現在は、鳥取県と長野県で全国の80%を占め、あとに千葉県、福島県が続く。
果皮は薄くなめらかで透き通るような淡黄色で、果肉は柔らかく適度な酸味で日持ちも良い。出荷時期は鳥取産が8月下旬〜9月中旬、長野産は9月下旬〜10月中旬。
菊水
二十世紀より品種改良によってつくりだされた。二十世紀と比べると、同じ青梨系でも、皮がちょっとまだら。神奈川県試験場で作られた品種で、幸水・新水の親にあたる。
幸水
早生幸造と菊水の交配で誕生し、昭和34年にそれぞれから1字ずつとって「幸水」と命名。果皮は黄緑褐色、果肉は緻密で果汁が多く非常に甘い。昭和40年代から多く出回るようになり、現在、中心的品種。出荷時期は8月初旬〜下旬。
豊水
昭和34年、赤梨系の「りの14」と八雲の交配で誕生。肉質は幸水に似て柔らかく、甘みも強くジューシー。甘みや果汁が豊かということから、「豊水」と命名。出荷時期は8月下旬〜9月下旬。
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