うなぎの料理法
蒲焼
開いて頭と骨を取り去った身に串を打ち、たれをつけて焼く。
関東では背開きにしていったん蒸し上げたものを焼くが(腹開きのうなぎを蒸すと串から身がはずれてしまうため背開きとなる)関西では腹開きにし、蒸さずに焼く。当初は筒切りにしたウナギに縦に串を打ち、焼いたものに山椒味噌などを塗って屋台などで供されていた。その形が「蒲の穂」に似ていたことから蒲焼の名がついた。
白焼
たれをつけずに炭火で焼く。ワサビ、卸大根またはショウガ醤油などをつけて食べる。
う巻き
鰻巻き。ウナギの白焼きまたは蒲焼を芯にして巻いた卵焼きのこと。とき卵に出汁を入れ、出汁巻き卵をつくる要領でウナギを巻く。小口切りにして切り口が見えるように器に盛り、木の芽などを添えて供する。「う巻き卵」とも。
ひつまぶし
名古屋名物のうなぎ飯の一種でうなぎの蒲焼を5ミリ〜8ミリ幅に細切りにしたものをおひつのご飯の上に載せて供される。
食べ方はおひつのご飯とうなぎをまぜて食べる。それにわけぎと海苔の薬味をいれて食べる。さらに出汁とわさびでウナ茶づけで食べる(この食べ方では、うなぎは蒸していない関西風を使う)。
肝吸い
肝臓を吸い物にする
うなぎパイ
「ウナギパウダー」入りのパイ。浜松市名産の菓子(「夜のお菓子」というキャッチフレーズがある)。イギリスでは料理としてパイ生地にウナギのぶつ切りを入れて焼き上げる、料理としてのウナギパイが親しまれている。
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