前立腺がんについてA
すい臓がんの症状
症状は腹痛と黄疸が多く、次いで食思不振、腰背部痛、全身倦怠感、体重減少などで、特徴的な症状が乏しいのが、診断の遅れにつながっています。
なお、糖尿病発症や糖尿病の経過中の急な悪化が診断のきっかけとなることも多いので、新たに糖尿病の治療受けようとされる方や糖尿病が急に悪化された方は、膵臓がんの検査を受けられることをお薦めします。
膵がんではその病巣占拠部位により、臨床症状が異なります。膵がんの60%は頭部にできますが、膵頭部には胆管が通っているため、膵頭部のがんでは胆管が狭くなって胆汁の流れが悪くなり、黄疸が生じやすいのが特徴です。
この他、膵頭部がんでは、上腹部痛、背部痛、食思不振、全身倦怠感、心窩部不快感、腹部膨満、体重減少など一般的な消化器症状と同様な症状が表れます。
がんが進んでくると、腹水、消化管出血がみられることがあります。 |
|
膵体部や尾部のがんでは、膵頭部がんと比べその場所から胆管に影響が及びにくいので黄疸も出現しにくく、その発見はさらに遅くなることが多く、診断された時点では、手術不能と言う場合が多くあります。症状としては、上腹部痛や腰背部痛が多いですが、体重減少、腹部膨満、便秘、下痢、糖尿病の悪化など不定な症状が多く、たまたま別の病気でCTや超音波検査をされた場合に見つかることも多くありません。
がんが進むと腹部腫瘤や腹水のみられることもあります。 なお、慢性膵炎の症状も膵がんとよく似ており、慢性膵炎の場合も、膵がんの検査を行う注意が必要です。
|
|
すい臓がんのマメ知識
すい臓がんとコーヒー
日本疫学会で、愛知医科大学の研究グループが「適度なコーヒー飲用はすい臓がんを抑制する可能性がある」と発表しました。 研究の内容は、一九八八〜九〇年に追跡調査に登録した全国約十一万人(四十〜七十九歳)を九十七年末まで追跡し、すい臓がんで亡くなった二百二十八人の生活を調査したものです。
それによれば一日に一〜三杯コーヒーを飲む人は、ほとんど飲まない人に比べて、すい臓がんの死亡リスクは明らかに低下傾向を示したということです。
研究グループの林櫻松( リン・インソン)講師は「ホットコーヒーには二百〜三百種類の抗酸化物質が含まれており、この物質の働きで、すい臓がんに対する抑制効果が出てくるのかもしれない」と解説しました。
|
|