紅葉 - こうよう -

美しい日本の秋。
山々は美しい色に染まり、目を楽しませてくれます。

紅葉【こうよう】

落葉樹の冬支度、最後の化粧”紅葉”のはじまりです。

紅葉は最低気温が7〜8度になると始まり、約3週間後に最盛期になると いわれています。
山の紅葉の美しいのは平地より昼夜の気温差が大きく 葉に蓄積される糖分などの色素の量が多くなる為だという事です。
気温は100mに付き0.6度低くなりますので高い山から紅葉が始まります。

こうよう - 【紅葉】いろいろ

紅葉・黄葉のメカニズム

秋から冬にかけて、気温の低下とともに、葉の葉柄の付根の部分にに離層と呼ばれるコルク層が形成され、葉と茎の間で水や養分の流れが妨げられます。

光合成により作られた糖分が葉に蓄積され、これからアントシアンという赤い色素が形成され、葉緑素が分解されて緑の色素が減少していきます。この過程でいろいろな紅葉になります。

一方、葉緑素が分解されていく過程で、今まで目立たなかった黄色のカロチノイドという色素が目立って現れてきますと黄葉になります。植物の種類により、この過程には個性があり、紫、赤、橙、黄というように様々な色が形成されます。



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紅葉のマメ知識

紅葉が美しくなる条件

紅葉がより美しくなる条件としては、

1.夜間の急激な冷え込み
2.大気の乾燥による地中水分の減少
3.直射日光の強さ

以上の紅葉の条件が揃うことにより、紅葉の過程、つまり、離層の形成、糖分の蓄積、葉緑素の分解などがより強力に促進されます。
特に、山々では、急激な冷え込みにより、種々の木々が一斉に紅葉/黄葉することにより、いわゆる、錦繍のようなカラフルな景色になります。

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